揚羽蝶(アゲハチョウ)
庭の紅甘夏の木に付いていた4匹の青虫がさなぎになり、今日そのうちの一匹が蝶になりました。
外出から戻ってきたら蝶になっていました。最初、虫かごの天井の空気穴につかまって羽を休めていました。このとき慌てて外へ出してやろうとすると、驚いた蝶が羽をばたつかせ、羽を傷めてしまうことを経験上知っています。
そのため、しばらくそっと虫かごに置いておいてやりました。羽化したばかりの蝶の羽は模様がくっきりとして、ビロードのように輝いており、とても美しいのです。
その後、虫かごの中で勝手にはばたき始めたので、狭い虫かごで逆に羽を傷めてしまいそうなので、庭へ出してやりました。
強い雨が降っていたのですが、自然の中で生きている知恵を持っていると思ったので思い切って虫かごから屋外に出しました。ところがすぐに蜘蛛の糸に引っかかってしまいました。
蜘蛛の糸を切ってやったらしばらく動かず、雨に打たれるばかりでした。心配になってキンモクセイの葉の陰に落としてやりました。しばらく枝につかまっていたのですが、そのうちいなくなりました。
ちなみに、「蝶」は俳句では春の季語で、今の季節に使いたい場合は「夏の蝶」、「揚羽蝶」などで使う必要があります。