烏兎匆匆(うとそうそう)

日々の暮らしや趣味(音楽、旅行、俳句)など、わたしの日常を綴っていきたいと思います。

ふたたび、揚羽蝶

今日は、残りの三匹のさなぎのうち、二匹が蝶になりました。

最初の一匹は羽化直後に床に落ち、自分のさなぎから漏れ出た液に羽を取られて床の上でバタついていました。古い菜箸を手元に向けると、その菜箸を両手足でつかんでくれ、床から起きることができました。自分の差し出した道具をうまく使ってくれたので、生まれたばかりの小さな生き物と心が通い合ったような気がして嬉しくなりました。

↓心が通い合った方の蝶

二番目に羽化した蝶は、外に逃がそうとした際、飛び立てずに庭の地面に下りたまましばらくじっとしていました。まだ飛び立てないならと、再度「菜箸作戦」で水槽(飼育箱)に戻し、様子をみたところ、夜になってバタバタとし始めたので、外は真っ暗でしたが逃がすことにしました。

ところが、窓際から外へはばたかせる予定が家の中に入ってきてしまいました。吹き抜けの我が家はリビングから上の方に行ってしまうと捕まえることができなくなってしまいます。

どうすれば蝶を希望する場所まで戻すことができるでしょうか。

  1. 「菜箸作戦」(天井近くの壁にしがみついている)
  2. 殺虫剤を巻く
  3. 団扇であおぐ
  4. 窓を開ける

パパならどうするか、聞いた場合の答えでした。

実際は、どれも違っていて、移動させたい場所以外の電気(あかり)を消すことでした。娘の機転でしたが、蝶も虫なので明るいところに集まるのでしょうか。いいアイデアでした。窓のそばのあかりだけ付けて、最後にはそのあかりも消し、蝶は外の世界へ飛び立って行きました。

最後のさなぎはさなぎになるのも遅かったため、まだ羽化しそうにありません。のんびりした青虫ちゃんだったので、このさなぎにはのんびりした性格の娘の名前を付けて暖かく見守っています。