烏兎匆匆(うとそうそう)

日々の暮らしや趣味(音楽、旅行、俳句)など、わたしの日常を綴っていきたいと思います。

郵便切手

私が参加する月一度の句会が今月も開催されなくなりました。代わりに、今月のお当番が会員の句を集め、先生に句稿を郵送提出し、添削していただくことになりました。

ところが、今月のお当番さんが急に入院されてしまいました。すわ、コロナ?ドキドキしましたが、整形外科的持病の悪化だそうで、ひとまず安心。お大事にしていただきたいところです。

で、成り行き上、急遽私がお当番を引き受けることになりました。全員分の句は55句ありましたが、パソコンでささっと入力(ほとんどはメール投句だったのでコピーペーストでラクラク)して、ほかにも送りたいものがあったので、先生にはレターパックでお送りしました。

先生が添削し終わったら原稿を返送してくださるので、カラーコピーを取って他の会員8人に郵送します。写メでもいいかなとも思いますが、結局みんな印刷して手元に置きたいお年頃ですので、郵便で送ろうと思います。

で、郵便で送るとき必要なのは切手です。子供の頃、雑誌で文通友達を募集したことがあるくらい、お手紙好きだった私。切手もときどき買うのですが、今はお手紙を送ることも少なくなり、昔の切手が使い切れずに残ってしまっています。その間郵便料金もどんどん上がり、今定型サイズの封書の切手は最低でも84円になります。手持ちのデザイン切手に、うさぎやおじさん柄の数円の切手を追加して貼っている始末。今回は切手代も精算されますし、しばらくぶりに切手を買ってみようかと考えました。

そして、最近の切手でどんなデザインが出てるのかしらと初めて郵政省の切手のページをたどってみると・・・月に3~4シートは発売されているんですね。封書と葉書用の2種類があるとして、6~8シート、1シート10枚として80枚も発売されていることになります。かなりの数ですね。

最近の切手の中で気に入った「海のいきものシリーズ 第4集」をさらに見てみます。従来ののり式よりも、シール式の方が手軽に貼れるのがいいです(その代わり剥がしたらもう元には戻れません)。シート全体が海の中の様子になっているのもいいです。どなたかにプレゼントしたくなります。

このページに「詳細情報、郵趣のための押印サービス等はこちら」という赤い文字の部分があって、そこをクリックするとこの切手の情報がPDFで表示されるのですが、これまたびっくり。各切手の魚の名前が配置に合わせてきちんと明記されています(これまでは切手上に小さな文字で書かれたのを見ていました。これからはこのページで調べることができるということです)。

そして、一番驚いたのは「切手デザイナー」という表記。き、きってでざいなーってなに?で、またGoogleさんにお尋ねしましたら、「日本で8人だけの切手デザイナーに聞く、スマホ時代に「売れる切手」が生まれるワケ」という記事が出てきました。この多くの切手をデザインしているのは、日本で8人しかいない切手デザイナーさんだったということです。フリーランスのデザイナーさんなどがやっているわけではなかったのですね。

さらに、このお魚の切手は海遊館が助言・監修までしているそうです。切手という小さい、ともすれば仮に魚の柄が少々狂っていても見過ごされてしまいそうなこの小さな絵(?)にきちんと、専門家の助言や監修まで入っていたことも初めて知りました。

でもでも、切手って気に入ったものを買っても送るときに使うものなので、自分の手元には残りませんよね。そんなに気に入っていない古い切手は自分への返信用封筒に貼ったり、何かの商品の返信用に使ったりしますが、逆に、2月に娘が気に入った切手があり、あるクラスメイトにプロフを書いてもらいたいので(コロナで会えないかもしれないので)プロフの紙と返信用封筒を渡しました。あえてお気に入りの切手をその返信用封筒に貼ったのですが、待てど暮らせど返送されてきません(学校でも渡してくれません。忘れちゃったのかな?)。まさか返送されてこないとは思っていませんでした(これから返送されてくる可能性はあります)が、確実に返送されてくる、今回の先生からの返信用封筒に貼れば良かったかなと反省しました。

奥深い切手の世界に触れたところで、東京は目白に「切手の博物館」があることも知りました。こちらは入館料を未使用切手で払うことができるそうです。今はコロナ対策で未使用切手で支払えませんが、今度どうしようもない未使用切手はこの入館料で使ってもいいなと思いました。